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今年の人気CM、キーワードは“シュール”な“シリーズもの”
(オリコン)

今年も様々なCMがお茶の間を賑わせた。数十秒という短い時間で強烈なインパクトを与える使命を担っているCMだが、振り返ると、『ソフトバンクモバイル』の「白戸家シリーズ」など、ストーリー仕立てのシリーズものに対する興味関心度が高く、オリコンの『CM好感度ランキング』でも常に上位となるなど人気に。他にも『BOSS/サントリー』の「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」などシュールな展開のシリーズものが注目を集めた1年だった。

2008年人気を博したCMカット

昨年からシリーズとして続々とオンエアされている『ソフトバンクモバイル』の「白戸家シリーズ」。1月度のCM好感度ランキングではTOKIOの長瀬智也や妻夫木聡らが出演していた『NTTドコモ』のCMに1位の座を明け渡したものの、2月以降は常に1位を独占。予想外の展開や“お父さん犬” カイくんの可愛さなどが好評を呼んだ。さらに今年は谷原章介や松坂慶子などゲストも加わり飽きさせないストーリーで、『ACC CM FESTIVAL』のグランプリを受賞するなどメディアでも高い評価を得た。

同じく人気シリーズとなっているのが、3年目に突入した『BOSS/サントリー』の「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」だ。ハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズが宇宙人ジョーンズに扮し様々な有名人と共演していることも見どころのひとつで、最新作では鈴木京香と共演。現代日本をコミカルに風刺し、クスッと笑える面白さが魅力のシリーズとなっている。入念に演技のニュアンスを確認するなど俳優魂をみせる一方、鈴木との共演にご満悦だったというトミー・リー・ジョーンズの人柄もどことなくCMに滲み出ている。

また、大きな話題となったのが、アニメ『サザエさん』を実写化し“25年後の磯野家”を描いた『OTONA GLICO/江崎グリコ』のCM。カツオを浅野忠信、ワカメを宮沢りえ、タラちゃんを瑛太、イクラちゃんを小栗旬が演じ、配役はもちろん、そのユニークなストーリーも注目された。普段から仲が良いという小栗と瑛太の撮影ではアドリブが次々に飛び出し、息もピッタリな掛け合いを見せたほか、宮沢のワカメ姿に浅野が「こんなにカワイイ妹だと、ついニコニコしちゃって」と思わず顔がほころぶなど和やかな撮影となった。現在、第2弾が放映されているが、上記人気CMのようにシリーズ化していくのかなど、今後の展開が気になるところだ。

今年同様に、来年も定番の“シリーズもの”の人気は続きそうだ。また、円高、株安、雇用不安など日本経済を取り巻く環境が日増しに厳しくなりつつあるなか、「こんな時代だからこそ頑張る人を応援したい」と、缶コーヒー『ジョージア』(日本コカ・コーラ)は明石家さんまを起用し、明るい気持ちになれないサラリーマンの笑いを誘うCMが09年1月5日から放映。このように何かと暗い話題の多い世の中を“パァッ”と笑い飛ばす底抜けに明るいCMが増えていくかもしれない。




 

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